ワインヤーズ!

家で育てているブドウの栽培記録などを書いていくブログです。

品種不明ブドウ

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品種不明ブドウ

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品種不明ブドウ

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品種不明ブドウ

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品種不明ブドウ

自宅で採れたブドウです。品種は不明です。黒系の品種というのはわかっているのですが、その他が全くわかりません。

この木は親の知り合いが山梨のワイナリーへ見学へ行った際にワイナリーで貰った枝だそうです。私の親は枝を分けてもらった後に、鉢に挿し木をして伸ばした後に庭に植えました。枝を分けてもらった人の中で唯一、私の家では根付いて育ったようです。

話によるともう10年位経つのですが、実がついたのは去年と今年でまだ2年目です。去年、2房くらい実をつけた時には真っ黒で酸味もあれば甘さもある比較的果肉の大きい実がなりました。

去年は手入れなどを全くしなかったのですが、病気や虫の被害もなくどんどん大きくなっていったことで、山葡萄か、マスカットベーリーAではないかと家族内では結論付けたのですが、正確なことはわかりません。去年は生食で食べました。

今年はベト病にやられてしまいほとんど葉が落ちてしまいました。さらに葉に毛虫がついたり、鳥に突かれたり、蜂がやってきたりと、どうにも大変でした。そのせいもあり色付くこともなく収穫することになりました。

写真にあるようにかなりの量を収穫できたのですが、実は小さく、種は大きく、味もほとんど酸味で甘さはなく、全く食べられたものではありませんでした。去年とは別の品種のようでした。本当に量だけです。

そして、このブドウの品種は一体何なのかと考えてみたのですが、

・ワイナリーで貰ってきた

・黒系の品種

・病気に弱い

・小粒

・挿し木でも平気

この辺から明らかにワイン用の品種なのではないかと思います。さらに庭に植えてあるデラウェアはベト病の影響を受けなかったこともあり、欧米雑種、またはヨーロッパ系のブドウだろうとも思いました。

家の土にはネアブラムシがいないようなので、ヨーロッパ種の挿し木も平気なのかもしれませんが、ベーリーAは耐性があるのか挿し木のものも結構販売されているので、ベーリーAの可能性はまだ残っています。

ワイナリーの名前がわかればそこで栽培している品種から予測がついたりするのですが、肝心なワイナリーの名前がわからないのです。本当に難しいです。

醸造用で代表的なものとしてベーリーA、カベルネソーヴィニヨン、メルローピノノワールなどがありました。ベーリーAは雑種であるため病気には強いだろうと思うのと、メルローは収穫したものと比べて房の上部が幅広いこと、ピノノワールは収穫時期が違うので、カベルネソーヴィニヨンが現状有力な候補です。房の形などはよく似ています。

私がこのブドウがベーリーAであって欲しかった理由は、生食で食べるように育てても良いかなと思ったからです。そもそも私はお酒が飲めないのと、ワインなどを個人で作るのは法律違反になるため醸造用の品種を育ててもあまりメリットがない気がします。

ちなみに潰して砂糖を入れて甘くして飲んでみましたが、酸味とエグみが強く飲めたものではありませんでした。香りで言えばフォクシー系の香りはなかったのでヨーロッパ種で間違いないと思います。結局のところ全部廃棄することにしました。何だか勿体無いですが、ちゃんと手入れをしないと美味しく食べることが出来ないのだと実感しました。タイムイズマネーで高く付いたように思いますが、良い勉強になりました。来年はこれをちゃんと黒くなるように育てたいです。