2018年のまとめ
2018年がもうすぐ終わります。
今年はブドウを口にする機会が本当に増えました。このブログを書き始めたことも大きいのですが、やはり栽培も含めて興味があることを再確認させられました。
私の主観で2018年に食べて美味しかったブドウは
1位:甲州
2位:オリンピア
3位:ネオマスカット
です。1位は甲州です。今年は甲州を口にすることが多かったのもありますが、この素朴さは何物にも代え難い味です。甘いものは溶かした砂糖のような香りと甘さがあり、そこに酸味が加わって非常に美味しかったです。しかし、種があるのがやはり難点です。皮が食べられないよりも種がある方が食べにくいと感じました。いつしか種無しの甲州を作ることが出来れば食用として復権すると思います。来年は甲州を育てたいと考えています。
2位はオリンピアです。食べた時の甘さには本当に驚かされました。蜂蜜やメロンのような味がするというのも納得でした。巨峰系の味ではあるのですが、巨峰よりも舌触りが滑らかで高級感があります。問題は色だと思います。関東だとやはり昼夜の温度差が少ないようで色づきが良くないようです。
3位はネオマスカットです。スーパーではほとんど見かけることはなくシャインマスカットにその地位を奪われていますが、私はネオマスのほうが味としては好みでした。すっきりとした甘さとマスカットの香りが素敵です。アレキが親であってもあまりマスカットを感じさせないものが多い中、これはマスカットの香りと味をしっかりと継いでいるのが素晴らしいです。やはりこれも種があるので、それさえ無ければもっと食べやすいのにと思いました。
おまけで次点はナガノパープルです。まさに皮ごと食べられる巨峰で食べやすくて間違いなく普及すると感じました。味も巨峰の酸味と蜂蜜感が抑えられて砂糖のような甘みが増えたことで、巨峰を避けていた人にも受け入れられると思いました。これもぜひ栽培したいのですが苗木を手に入れることが難しいのと雨に非常に弱いとのことなので、東京では栽培が厳しいかもしれません。
今年食べたものはブドウに興味がなければ知ることのなかったブドウばかりで品種改良の奥深さを感じました。さらにもっと質の高いものを栽培できるように努力したいと思います。そして来年も色々なブドウを食べたいと思います。
2018年12月 ワインヤーズ!管理人